にゃんこの特徴 お顔編①瞳

猫の瞳は、まるで宇宙のような不思議な魅力があります。光の加減によって変化するその形や色は、単なる美しさだけではなく、猫の生態や感情までも映し出しているようです。

瞳孔の変化でわかること


猫の瞳孔は形を変えます。明るい場所では細く縦長になり、暗い場所ではまん丸に開きます。これは、光の量を調整するための仕組みで、夜行性の猫が暗闇で獲物を見つけることが出来る理由の一つです。まるでシャッターのように働くその能力は、自然界で生き抜くための最高の能力でしょう。

瞳孔がまん丸に開くのは他にもあり、猫は動くものに強く引かれる性格なので、虫やおもちゃなどに夢中になると、興奮状態になり、その時も瞳孔がまん丸に開きます。 これは光の量に関係なく、集中力が高め、獲物を狙うのに全集中している時の反応です。 この時、ヒゲも前に突き出て、狩猟本能むきだしの状態は、野生の姿が想像できて可愛く思えます。

猫の瞳の色は多彩で綺麗

猫の目の色も実に多彩で、グリーン・ブルー・ゴールドなど、その個体の遺伝によって異なります。特に「オッドアイ」と呼ばれる左右で異なる目(名探偵コナンでいうキュラソー)の色をもつ猫は神秘的で、多くの人を魅了しています。ですが、このオッドアイは、聴覚障害に関連しているという説もありますので、見た目の美しさの裏に、特別なケアが必要となることもあるようです。

猫の気持ちを理解しよう!

猫の瞳には感情も現れます。リラックスしているときは瞳孔がやや開き、先程記しました興奮状態のときや、恐怖を感じているときは大きく開きます。目を細めて見つめてくるときはや、瞬きをしてくれるときは、リラックスしているとき、好きな人にしか見せない行動と言われています。人間の言葉が話せなくても、猫との間にはこんな素敵な非言語のコミュニケーションが存在するのです。

ねこねこ知識 ①猫の目が光る理由

猫の目が光る理由は、網膜の裏にある「タペタム」という反射板が、網膜を通り過ぎた光を反射し、もう一度網膜に送り返すためだと言われています。タペタムは、暗い場所での視覚を向上させるための仕組みで、その反射光が私達の目に見えて光っているように見えるという仕組みですので、猫が自ら発光はしていません。

まとめ

猫の瞳は、美しさと機能、そして感情表現を兼ね備えた小さな芸術作品といえるでしょう。その奥にある意味を知ることで、私たちはもっともっと猫と心を通わせることができると、私は思っています。

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